Tech Waves

produced by Hakuhodo DY ONE

Nano Banana Proを使った『AIチョコレートケーキグランプリ』の開催

 

こんにちは、廣本です🍫。

今回はNano Banana Proを使ったAI食べ物グランプリシリーズとなります。もうすぐバレンタインデーということで、テーマは「チョコレートケーキ」です。

過去の記事は下記をご参照ください。

tech-waves.hakuhodody-one.co.jp


ルール

私が描いた下記のイラストを、NanoBanana Proでリアルなチョコレートケーキの画像に仕上げてもらいます。

Nano Banana Proに投げかけるプロンプトは以下の通りです。

共通プロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

…(以下、各々でプロンプトを追加する)

※なお、プロンプト内に固有名詞(具体的な店名等)を記載することはNGとしています。

そして、誰が作成した画像なのかを隠した状態で、弊社のメンバーから「最も食べたいと思う寿司画像」を投票してもらい、グランプリを決定しました。


生成画像

集まった画像は以下です。

エントリーNo.1(作成者:バレンタインボビー)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

・デパ地下で人気No1
・甘さより、苦さ
・大人なイメージ
・きれいな女性がイメージキャラクター
・お値段以上に感じる豪華さ

生成された画像

工夫したポイント・感想

イメージキャラクターの女性を長澤まさみさんに近づけようと努力をしたのですが、自己採点は40点です。また、個人的にはチョコレートとベリー系のフルーツが合うと思っておりますので、その点では満足しています。


エントリーNo.2(作成者:Chocolate Shower)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

参照画像の構図を厳密に維持:オフホワイトの丸い陶器プレート(極細ゴールドリム)の中央に
三角形のチョコレートケーキ1カット。プレート手前(画面下側手前)に
金属フォークが横向きに置かれている(フォークの位置・角度・距離感は変更しない)。
フォトリアルなフード写真、バレンタインの上品で可愛いカフェ感。

ケーキ:
チョコスポンジとガナッシュの層が均一で美しく、断面はしっとり濃厚。
上面は艶のあるダークチョコグラサージュ。

「溶け出し表現」はリアル過ぎない現実的な範囲にする:熱でだらだら流れるのではなく、
グラサージュが少し厚めで、縁に“ゆるい一筋のたれ”が1〜2本だけできている程度
(重力で自然に垂れた短いドリップ)。
側面全体に流れ落ちない、崩れない、汚くならない。

トッピング(クマは可愛いがキャラクター過ぎない):
ケーキ上に小さなクマのチョコレートフィギュアを1つ。全身(頭・胴体・手足あり)、座りポーズ。
顔は最小限でシンプル:小さな目2点+小さな鼻1点(口線なし、輪郭線なし、頬の赤みなし)。
表情を作りすぎない、子どもっぽいアニメ顔にしない。マット寄りのチョコ質感で上品。
クマの横に薄い苺スライス1枚と小さなピンクのハートチョコ1つ(整然、盛りすぎない)。

金箔(美味しそうに見える位置):
金箔はケーキ上面のハイライト付近、苺スライスの手前〜横にごく小さく1枚
(光沢のアクセントになる位置)。
側面・端・浮いた場所には置かない。グラサージュの艶を引き立てる“点”として上品に。

皿のデコ&添え物:
皿の余白にラズベリーソースで小さめのハートを1つ+小さな点を2〜3個。
右下にハート型ミニマシュマロ2つ(白・淡ピンク)、フリーズドライ苺少量、
ピンクのシュガーパール数粒(清潔感、整然)。

背景:淡いピンクベージュのテーブル、リネンナプキン、背景奥に
小さなギフトボックス(リボン付き)をボケで配置。

ライティング(艶と層が美味しそうに見える):
柔らかい窓光のサイド〜斜め後ろ光で、グラサージュに美しいハイライト。
レフで影を持ち上げ、チョコの色が沈まない。暖かい色温度、コントラスト中程度、清潔感。

カメラ:
45度アングル、85mm、f/2.0、浅い被写界深度、広告品質、超高解像度、自然な彩度。

生成された画像

工夫したポイント・感想

バレンタインにぴったりなかわいさを表現してみました〜
特にクマにはこだわって、ちょうど良いかわいさを出せるように頑張りました!
ハッピーバレンタイン♡


エントリーNo.3(作成者:ちぇこ)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

1.ケーキ
・濃厚なダークチョコレートを使用
・スポンジ(しっとり系)、ガナッシュ、ラズベリーソースの層で構成
・ケーキの上にはおしゃれなチョコレート細工を載せる

2.食器
・器は陶器製、中欧風の柄の可愛らしいデザート皿、少しアンティーク風なデザインと素材感
・フォークも器に合うようなデザインに

3.雰囲気
・落ち着いた雰囲気のこじんまりとしたカフェをイメージ
・午後3時ごろ

生成された画像

工夫したポイント・感想

チョコレートケーキは「濃厚でしっとり」が間違いないと思っています。
食器にはこだわりたかったので、デザインや素材まで明確に指示をしました。
午後3時くらいに食べるおやつが1番美味しいので、時間も指定してみました。


エントリーNo.4(作成者:ジャスミン茶)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

ホテルで出てくるような、高級感のあるケーキにしたいです。
背景もホテルっぽくしてください。

生成された画像

工夫したポイント・感想

以前、AIカレーグランプリに参加した際には箇条書きで細かく指示を出したのですが、その後業務内でNano Banana Proを使用する機会があった際、意外と抽象的な指示を出した方が勝手に文脈を読んで要素を調整してくれ、こちらが想像可能な範囲で指示を出すよりも良いアウトプットになることに気が付いたので、今回はふわっとした指示にしてみました。結果としても、イメージ通り(というかそれ以上)だったかなと思います(すごい)。


エントリーNo.5(作成者:Pan)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

①チョコレートケーキの上部の表面は艶々なチョコでコーティングされている
②スポンジとスポンジの間にはフランボワーズのクリームがサンドされている
③チョコレートケーキの上にはフランボワーズが1個とちょっとした金粉がバランスよく乗っており、高級感を演出
④ケーキが乗っているお皿は白っぽい大理石調のプレート
⑤フォークはゴールドに

生成された画像

工夫したポイント・感想

フランボワーズとチョコの組み合わせが大好きなので、フランボワーズクリームを入れたチョコレートケーキに仕上げました。

高級感のある艶感があったほうが、パサついた印象のチョコレートケーキにならないと思ったので、そこをプロンプトに入れ込みました。

また、美味しさの演出にはケーキを載せるプレートやフォークもケーキのイメージと統一感を出した方がいいかなと思い、プレートやフォークのイメージについても指示を出してみました。


エントリーNo.6(作成者:お菓子は食べるより作る派)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

高級感とおしゃれさを兼ねそなえた構図で、チョコレートケーキに合いそうな飲み物も添えてください
また、ラズベリー、フランボワーズの要素を足してください

生成された画像

工夫したポイント・感想

美味しそうなことはもちろんですが、お皿や背景なども魅力的に見えたらいいなと思い、高級感というワードを使いました。

そこまで欲しい要素の情報は与えませんでしたが、思ったより理想に近い形になり、思考を読まれているのかと思いました。

ベリーとチョコの組み合わせは最高です。


エントリーNo.7(作成者:まぐろたたき丼)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。 
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。 

なお、下記の要素を反映してください。

- ケーキについて
  - 高級感のある濃厚しっとりなガトーショコラ
  - アーモンド、カボチャの種などナッツをたくさん飾り付け
  - 粉砂糖
  - 白い皿に盛り付け
- 画像について
  - 温かみのある自然光
  - 8K品質
  - 斜め上からの角度でナッツが見えるように
  - カットして中のしっとり感を見せる
- 周囲の環境
  - ほっと一息つくカフェ

生成された画像

工夫したポイント・感想

  • プロンプトも生成AIと議論しながら決めました。
  • ガトーショコラは「濃厚」「しっとり」が一番大事だと思っているので、満足する”べっちょりさ”が出てくれるかを一番大事にしました。
  • ナッツが好きなので、ナッツをたっぷり載せ、きれいに見える角度で生成してもらいました。


エントリーNo.8(作成者:廣本)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

・表面はダークでビターなチョコレートでコーティングされている。
・スポンジの層にはホワイトクリームが挟まれており、ダークチョコレートとの色のコントラストが美しい。
・チョコレートの上には白い粉砂糖が振りかけられている。
・銀色のフォークと、白く波線のおしゃれな模様が入った皿は清潔で高級感がある。
・ケーキの背景左上には熱々のコーヒーが小さくうつっている。
・テーブルは木でできており、場所は昔ながらの落ち着いたカフェ。
・グルメサイトに掲載されるような高画質でおしゃれな画像。
・ケーキの角度はイラストと同じで。

生成された画像

工夫したポイント・感想

ケーキを普段食べないので、色のコントラストやシチュエーションを重視してプロンプトを作成しました。ケーキだけではなく背景にコーヒーを追加することで、ケーキを食べる状況をイメージしやすくしました。


エントリーNo.9(作成者:Gemini 2.5 Flash

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

しっとりとしたスポンジ生地と、濃厚で滑らかなチョコレートクリームの層がはっきりと見えるようにしてください。
ケーキの表面には、とろけるような光沢のあるチョコレートガナッシュがたっぷりとかかっているようにしてください。
一切れが皿の上に美しく盛り付けられ、隣には銀色のフォークが置かれている構図にしてください。
全体的に温かみのある、食欲をそそるようなライティングで、リアルな質感と深みを表現してください。
細部までこだわり、わずかに溶けたチョコレートのしずくや、ココアパウダーの軽い振りかけなど、食感を想像させるディテールを追加してください。
鮮やかな色彩と高い解像度で、プロのフードフォトグラフィーのような品質を目指してください。

生成された画像

工夫したポイント・感想

プロンプト作成にあたって、以下の点を工夫しました。

  1. 「おいしそう」と「リアル」の具体化:
    • 単に「おいしそう」と言うだけでなく、どのような要素が「おいしそう」に繋がるのかを具体的に言語化しました。例えば、「しっとりとしたスポンジ生地」「濃厚で滑らかなチョコレートクリーム」「とろけるような光沢のあるガナッシュ」といった、食感や見た目に関する具体的な表現を盛り込むことで、AIがイメージしやすいようにしました。
    • 「リアルな質感と深み」を出すために、「温かみのある、食欲をそそるライティング」や「わずかに溶けたチョコレートのしずく」「ココアパウダーの軽い振りかけ」といった細部の描写を加え、五感に訴えかけるようなディテールを意識しました。
  2. 構図と背景の指定:
    • イラストでは単にケーキの形が描かれているだけだったので、これを写真として魅力的に見せるために、「皿の上に美しく盛り付けられ、隣には銀色のフォークが置かれている構図」と指定しました。これにより、すぐに食べられるような、誘われる雰囲気を演出できます。
  3. プロフェッショナルな品質の要求:
    • 「プロのフードフォトグラフィーのような品質」という表現を入れることで、単なる写真ではなく、視覚的に訴求力の高い、ハイクオリティな画像を期待していることをAIに伝えました。「鮮やかな色彩と高い解像度」も、その品質を裏付ける要素として追加しています。
  4. AIへの指示の明確化:
    • Nano Banana Proが画像を変換する際に、どのような情報を特に重視してほしいかを明確にするため、各要素を箇条書きで具体的に記述しました。これにより、抽象的な指示ではなく、AIが具体的なイメージを生成するための手がかりとなるように努めました。

これらの工夫により、単なるイラストの忠実な再現にとどまらず、見た人が「食べたい」と感じるような、魅力的でリアルなチョコレートケーキの画像をNano Banana Proに生成してもらうことを目指しました。


エントリーNo.10(作成者:GPT-5.2)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

1カットのチョコレートケーキ(断面が見える)として再現し、イラストの構図(皿の上のケーキ+手前のフォーク)を維持する
濃厚で艶のあるチョコガナッシュのコーティング。表面はなめらかで光沢があり、食欲をそそる質感
スポンジとクリームの層がはっきり分かる多層構造。スポンジはしっとり、クリームはふわっとした質感
皿は白い陶器で清潔感のある質感、フォークはステンレスの金属光沢をリアルに
カフェで撮影したようなフードフォト。45度の斜め視点、自然光(窓光)で柔らかい影、背景はシンプルで軽くボケる
高解像度、フォトリアル、シャープすぎない適度な被写界深度、ノイズや描画の歪みなし
NG:イラスト調、線画、アニメ調、過度なデフォルメ、不自然な形、文字入れ、ロゴ、余計な小物の追加

生成された画像

工夫したポイント・感想

  • 構図を固定する指示を入れた:画像の特徴(皿の上のケーキ1切れ+手前のフォーク、断面が見える)を明示して、生成時に別アングルや別被写体に逸れにくくしました。
  • 「おいしそう」を質感で具体化した:抽象語だけだとブレるので、ガナッシュの“艶・光沢”、スポンジの“しっとり”、クリームの“ふわっ”など、食欲に直結するテクスチャ語に落とし込みました。
  • 撮影条件を入れてフードフォトに寄せた:45度視点、窓光、柔らかい影、背景ボケ(被写界深度)を指定して「写真らしさ」を安定させました。
  • 素材感を別指定した:皿(白い陶器)とフォーク(ステンレスの金属光沢)を分けて書くことで、全体のリアリティが上がりやすいです。
  • NG条件(ネガティブ)で破綻を抑えた:線画化、アニメ化、文字・ロゴ、形の崩れなど“ありがちな失敗”を先回りして抑制する意図で入れました。


エントリーNo.11(作成者:Claude Sonnet4.5)

使用したプロンプト

添付画像はチョコレートケーキのイラストです。
これをリアルなチョコレートケーキの画像に変換してください。

なお、下記の要素を反映してください。

しっとりとした濃厚なチョコレートスポンジが3層に重なっている
層と層の間には滑らかなチョコレートクリームがサンドされている
表面は艶やかなチョコレートガナッシュで覆われている
ケーキの上部にはチョコレートの削りカスやココアパウダーが軽く振りかけられている
白いお皿の上に美しく盛り付けられている
ケーキフォークがお皿の手前に添えられている
自然光が当たり、チョコレートの表面に光沢と高級感がある
カフェやパティスリーで提供されるような上質な仕上がり
濃厚で深みのある茶色が美しく、思わず食べたくなるような美味しそうな見た目
背景はシンプルでケーキが引き立つ構図
チョコレートの質感やしっとり感がリアルに伝わる表現

生成された画像

工夫したポイント・感想

プロンプト作成の感想と工夫点をお伝えします。

工夫した点

1. 具体的な質感表現

  • 「しっとりとした」「滑らかな」「艶やかな」など、チョコレートケーキならではの質感を言葉で表現しました
  • イラストをリアルな写真に変換する際、質感の指定が重要だと考えました

2. レイヤー構造の明確化

  • イラストに描かれている3層構造を「スポンジ」「クリーム」「ガナッシュ」と具体的に指定
  • それぞれの層の役割を明確にすることで、より本物らしい仕上がりを目指しました

3. 光と色の指定

  • 「自然光」「光沢」「深みのある茶色」など、視覚的な美しさを引き出す要素を追加
  • チョコレートの魅力を最大限に表現できるよう配慮しました

4. 食欲を刺激する表現

  • 「思わず食べたくなるような」「濃厚で」など、食べ物としての魅力を強調
  • Nano Banana Proで「おいしそうな画像」を生成するという目的に沿った表現を心がけました

5. 構図とシーン設定

  • お皿やフォーク、背景など、ケーキを引き立てる周辺要素も指定
  • パティスリーやカフェのイメージで高級感を演出しました

感想

イラストから写真へのAI変換では、抽象的な指示よりも具体的な質感・色・光・シーンの指定が効果的だと考え、できるだけ詳細に記述しました。特に「おいしそう」という感覚を言語化することに注力しました。


投票結果

投票結果は以下のようになりました。

1位🏅:エントリーNo.4(作成者:ジャスミン茶)

2位🥈:エントリーNo.3(作成者:ちぇこ)、エントリーNo.5(作成者:Pan)

3位🥉:エントリーNo.1(作成者:バレンタインボビー)、エントリーNo.7(作成者:まぐろたたき丼)、エントリーNo.9(作成者:Gemini 2.5 Flash)、エントリーNo.11(作成者:Claude Sonnet4.5)

まとめ

今回はバレンタインデー間近ということで、チョコレートケーキをテーマに実施しました。ケーキそのものはもちろんですが、トッピングやシチュエーションにもこだわりを見せる人間の熱意を感じたテーマでした。

また、シンプルで端的なプロンプトでもオシャレな画像が生成されていたのが印象的でした。ケーキというテーマの特性上、オシャレなイメージとの相性が良く、人間が細かく指示をせずともうまく生成できたのかもしれませんね。

この記事を書いた人

廣本 (id:hrhrkun)

以前はBIの開発業務を担当。今はナレッジマネジメントの推進や、AIエージェントの開発をメインにいろいろ行っています。