こんにちは。まのです。
今回は、Salesforce Marketing Cloud EngagementのAutomation StudioでSQLを実行する方法をご紹介します。
Automation Studioとは?
Marketing Cloud Engagement のメール送信、クエリ、インポートなどを自動化できる機能です。
ワークフロー形式でさまざまなタスクを自動で実行することができます。
SQLクエリアクティビティとは?
Automation Studioの中で、SQLクエリを自動実行することができる機能です。
データエクステンションやデータビューからデータを抽出・加工して、新しいデータエクステンションに格納したいときなどに使用します。
SQLクエリアクティビティを使ってみる
早速、SQLクエリアクティビティを使ってみましょう!
今回は以下のようなケースを想定しています。
- 顧客リストの中から、「2025年12月にProduct Aを購入した人」を抽出して、メール配信対象者リストに入れたい
- 顧客リストと購買情報データは、それぞれ別のデータエクステンションに保存されている
以下のような手順で作成していきます。
1.対象データを格納するデータエクステンションを作成する
2.SQLクエリアクティビティを作成する
3.オートメーションを作成する
顧客リスト

購買データ

「2025年12月にProduct Aを購入した人」は、test_mn_001、test_mn_003、test_mn_005、test_mn_007、test_mn_009の5名になります。
これをSQLクエリで抽出するのが今回のゴールです。
1.対象データを格納するデータエクステンションを作成する
最初に、SQLで抽出したデータを格納する対象のデータエクステンションを新規作成しておきます。
今回は「customer_id」「email」「first_name」「last_name」の4つのフィールドを含んだデータエクステンションを作成します。
この時点ではレコード数は0です。

2.SQLクエリアクティビティを作成する
次に、データを抽出するSQLクエリを書いていきます。
Automation Studio>アクティビティに移動し、「アクティビティの作成」をクリックします。
アクティビティ種別は「SQLクエリ」を選択しましょう。

アクティビティ名などを設定したら、クエリを記述する画面に進みます。
ここでSQLクエリを記述します。抽出するカラム名は、格納対象データエクステンションの列名と揃えてください。
「構文の検証」で、クエリに問題がないかをチェックすることができます。問題がなければ次に進みます。

「ターゲットデータエクステンション」では、SQLクエリで抽出したデータを格納する対象のデータエクステンションと、更新の方法(追加/更新/上書き)を選択します。
更新方法は、ユースケースによって使い分ける必要があります。今回は「上書き」を選択しました。

最後に設定内容を再度確認し、問題なければ「完了」をクリックして保存します。

3.オートメーションを作成する
SQLクエリアクティビティが作成できたら、それを自動で実行するオートメーションを作成します。
Automation Studio>概要に移動し、「新しいオートメーション」をクリックします。
このような画面に遷移します。
開始ソースやアクティビティをドラッグアンドドロップでキャンバスに置くことで、ワークフローが作成できます。

まずは開始ソースを設定します。今回はスケジュール実行を設定してみましょう。
「開始ソース」に「Schedule」をドラッグアンドドロップしましょう。

「構成する」をクリックすると、スケジュールの定義を設定することができます。
開始日や開始時間、実行頻度を設定しましょう。

次に、先ほど作成したSQLクエリアクティビティを設定します。
「SQLクエリ」をキャンバスにドラッグアンドドロップしましょう。
「選択」をクリックし、手順2で作成したSQLクエリアクティビティを選択します。

ここまで設定ができたら、オートメーションを保存し、スケジュールを「アクティブ化」します。

これでオートメーションの設定は完了です。
スケジュールに設定した日時になると、SQLクエリが自動で実行されて抽出されたデータが対象のデータエクステンションに格納されます。
実行完了後、対象のデータエクステンションを確認してみましょう。

期待通りの顧客リストが抽出できていることが確認できました!
まとめ
このように、SQLクエリアクティビティを使うと、SQLクエリを自動で実行することができます。
「元データの更新を定期的にデータエクステンションに反映したい」「送信データや開封データを定期的に抽出したい」など、色々な場面で使える機能なので、ぜひ活用してみてください!