こんにちは、北見です🦥
Lookerでデータを年度単位で見たいときってありますよね。
会計が年度粒度である場合、年度ごとのKPI進捗を見ていく場合…など色々あると思いますが、デフォルトでは「年度」という日付フィルターは用意されていません。ページを開く度に『デフォルトの日付フィルターで4/1–3/31に変更して…』といった作業を行うのは少々面倒な気もします。
今回はそんな時に使える、「Lookerで年度でフィルターする方法」を2つシェアします!
1. fiscal yearを使う方法
イチオシポイント☝️
- 日付のdimension_groupに入れられるので階層構造ができる
イマイチポイント🌀
- 閲覧ユーザーからすると英語なので直感的には分かりづらそう
こんな時に使えそう💡
- Lookerのフィルター操作に慣れている人がダッシュボードを見る場合
- 日付階層を作っておく必要がある場合
🔨設定
以下のようにModelの設定を行うことで、fiscal yearという会計年度の粒度でフィルタリングが可能になります!
connection: connection_test
include: '*.view.lkml'
fiscal_month_offset: 3
fiscal_month_offset:は暦年から何ヶ月ズレているかを宣言します。- 日本の会計年度は多くの場合4月始まりなので、デフォルトが1月スタートになっているのを3ヶ月オフセットする必要があります。
- この場合は使用するデータのmodelファイルに
fiscal_month_offset:3というパラメータを加えて、4月始まりの扱いにします。
- この場合は使用するデータのmodelファイルに
👀ダッシュボードでの見え方
- 「今年度」を選びたい場合
- matches(advanced)を選択して、その右のテキストボックスに
this fiscal yearと入力すると、今年度のデータでフィルタリングできます。
- matches(advanced)を選択して、その右のテキストボックスに

- 「任意の年度」を選びたい場合
- matches(advanced)を選択して、テキストボックスに
FY2024の形で入力すると、その年度のデータでフィルタリングできます。
- matches(advanced)を選択して、テキストボックスに

2. SQLを書いて作る方法(おすすめ!)
イチオシポイント☝️
- 「○○年度」という慣れた表現でフィルターがかけられる
イマイチポイント🌀
- 日付のdimension_groupとは別物として作成するので、フィルター以外の活用は難しそう
こんな時に使えそう💡
- フィルター操作を直感的にする場合
- 年度の中でさらに日付を絞ってフィルタリングする場合
🔨設定
以下のようにviewで定義しておくことで、年度のフィルタリングが可能になります!
dimension: fiscal_year_filter {
type: string
label: "年度フィルタ用"
sql:
CONCAT(
CAST(
IF(EXTRACT(MONTH FROM ${TABLE}.date)<4,EXTRACT(YEAR FROM ${TABLE}.date)-1,EXTRACT(YEAR FROM ${TABLE}.work_date))
as string)
,"年度"
)
;;
}
- YYYY-MM-DDで入っている日付データで、1月~3月なら前年、4月~12月ならその年を「年度」として文字列で表示させています。
👀ダッシュボードでの見え方
- 「○○年度」という表示で選び、フィルタリングできます。
- 通常の日付フィルターと併用して、「2025年度の4月を見る」ということも可能です。

3. 参考記事
- https://cloud.google.com/looker/docs/reference/param-model-fiscal-month-offset
- https://cloud.google.com/looker/docs/filter-expressions?hl=ja#relative_dates
4. おわりに
今回ご紹介した方法で、Lookerでも「年度」単位の集計や分析が少しラクになるはずです!
意外と「年度」の単位でフィルターをかけたくて困っている人は多いのではと思いますので、ぜひ試してみてください🦥
それでは、よきLookerライフを〜!