Tech Waves

produced by Hakuhodo DY ONE

本ブログは、株式会社Hakuhodo DY ONEの開発チームによるエンジニアブログです。
それぞれのメンバーが業務を通して得た技術情報や、各種セミナーの参加レポート、またその他トピックについて情報発信を行っています。

【はじめてのBI】表現の幅を知ることから始めよう

みなさんこんにちは!MKです。 現在新卒でBIエンジニアとして、TableauやPower BI、Lookerなどを活用したダッシュボードの構築支援を行っています。しかし、私自身、今のチームに配属された当初の私は、それまで一度もBIツールに触ったことがなく、未経験としてキャリアをスタートしました。

今回は、そんな私がBIツールの活用を習得するために学習してきた道のりを紹介します。 (もちろん今も学習に励んでいます!)

 

1.学ぶは真似る

初めての場合、機能や手法を見てもそれがどのような成果物に繋がるのか、なかなか想像がつきません。0から1を生み出すことはとても難しく、自分でできることの限界を感じていました。

そこで、他の事例をみて、どんなことができるかを確認することにしました。

今の自分にはできなくても、他の事例を見ることでここまで可能なのか!と表現の幅を知ることができ、自分の学ぶべきポイントや伸びしろを増やすことができます。

また、TableauにおいてはTableau Publicでviz(Tableauで作成したビジュアライズされたグラフや表)を編集状態でダウンロードすることができ、計算式や配置などの設定がどうなっているかを確認することが可能です。

手順としては、

「やりたい表現のvizを探す→ いったんその通りに再現する→ データや粒度を自分のケースに合わせて置き換える」

という流れで、“型”を先にインストールするイメージです。

ほとんどの場合、やりたいことは既に作成されていたり、ナレッジがあったりすることが多いです。 結果として、表現の引き出しが増えるだけでなく、次にどこを深掘りすればさらに自分の表現が伸びるかの見当もつけやすくなりました。

 

BIダッシュボードギャラリー例


2.まずは調べる

アウトプットは、これまでのインプットの積み重ねから生まれます。
新しいアイデアも、日々見聞きした情報や体験を材料にして形になっていきます。

当社では、過去の作成したBIの画面設計やオリジナルの研修がナレッジとして存在するため、会社として培ってきた知見を確認することができます。

また、社内コミュニティで疑問点を質問し教え合う文化があります。自分だけで抱え込まず、まずは「同じ課題を解決した人がいないか」を探すことで、検討のスピードも精度も向上します。


私の場合は、

  • まず公式ドキュメントで用語と前提を確認する
  • 次に社内ナレッジ(過去の設計・検証メモ、研修資料)をあたる
  • 得た前提情報をもとにAIと会話する
  • それでも解決しないところを、コミュニティや有識者に質問する

という順番でインプットを増やすようにしていました。

調べた内容はあとで再利用できるように、「何を調べたか」「結局どう解決したか」を簡単にメモに残すようにしています。


3.人から得る情報を読み解く

人に相談して得られる情報は、さまざまな知見や思考回路からアウトプットされたものです。 「こうするといいよ!」からもらえる情報には、どこでどうやって知ったのか、なぜその方法がいいのかなど、その背景や理由などの付加価値もセットで学べることが多いです。

できるだけ、一度の相談でその意図や考え方をくみ取ることで、スキルの向上以外にも、次回以降の情報収集やスキル獲得のフローの改善に役立てられるよう工夫をしています。


4.理解できるまで考え抜く

AIを活用すると、手段としての解決策にたどり着けることが増えました。 自分の思考プロセスを経ず、「とりあえずできたけど、なぜできたかがわからない。」という事態に陥ることもあります。

そのため、少し時間がかかっても、自分の頭で考えるプロセスを削らないように心がけています。AIが出したアウトプットを自分で腹落ちできるようになるまで考え抜き、思考回路としての成功体験を重ねて、一つ一つの機能を課題解決の技術に繋げられるようにしています。

また、学んだ内容は図解して先輩方と共有し、手段から仕事の全体観までの解像度を高めることに取り組んでいます。

これにより、”再現性”を獲得できるようになってきたと感じています。

上記のような形で自分なりに経験から得た思考と学びを図示し、先輩方とディスカッションしています。

5.「わかる」から「できる」へ

「わかる」状態と「できる」状態には大きな壁があります。

そのため、わかったものを自分の力でアウトプットとして出す=”できる”ように、反復練習しました。具体的には、社内資格の試験問題に何度もトライしたり、データソースを変えて同じ内容のvizを作成したりしました。

また、そこで自分でも自由に扱えるようになった手法とあわせて、用途をビジネス要件としても記録し、何のための機能なのかという目的に立ち返るようにしています。そうすることで、目的を見失わず、「どの機能をどう組み合わせれば、どんな意思決定につながるのか」まで一貫して考えられるようになりました。

結果として、ツールの操作がわかるだけでなく、要件に合わせて表現を選べるようになり、実装のスピードも上がっていきました。


6.最後に

今回は、私が1年を通して学習してきた道のりを振り返りました。
今後は、「できる」から「人に教えられる」段階を目指して、さらに学びを深めていきたいと考えています。内容は私自身の主観によるものですので、皆さんそれぞれの学び方や考え方があるかと思います。
もし改善ポイントやご意見などあればぜひ教えていただけると嬉しいです!