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シリーズ:データ基盤領域のマネジメント② CDP領域のデータエンジニアの価値とキャリア

こんにちは、村です。 当連載では、数々のデータ基盤構築プロジェクト(以下 PJ)のマネジメントをしてきた自身の経験をもとに、私のチームにおける ・データ基盤構築PJのマネジメント ・そのデータ基盤構築を推進する開発組織のマネジメント の2軸で、思ったことや言語化できたことをつらつらと述べていきたいと思います。

連載第一回はこちら

 

なんでこの記事を書こうと思ったか

私は、現在の会社が4社目になります(SEとしては3社目)。色々とやってきた中で、SE業界の中での今の立ち位置というのはある程度客観視できているつもりです。

しかしながら皆がそうかというと、特に若い方は、そうした客観視が難しい場合も多いのではないかと思います。それにより、自分が大した仕事ができていないのではないか、という不安感がある人もいるだろうと思っています。 上司としてそういった話はしますが、やはり本人が体感しないとわからないだろうということも感じ、私自身非常に悩むポイントでもあったので、一度言語化してみたいなと思いました。

また、『SEとしてのキャリアに悩んでいる』『転職を検討している』という方の一助になればとも思います。

※記載してあることは、あくまで私の所感であるということをご理解いただけると幸いです。

データエンジニアのスキル

データエンジニアの業務は詰まるところ、「データを整えること」です。 CDP基盤においては、顧客や弊社コンサルタントが施策に使えるようにデータを整えるのが主な仕事です。

下記のスキルを網羅できているとデータエンジニアとしてはほぼパーフェクトかなと(全てができる人はなかなかいないですが)。これにプラスしてプロジェクトマネジメント力・組織マネジメント力がどうかというところかなと思います。

 

データエンジニアが経験できないこと

あまり網羅的に書ききれておりませんが、個人的な所感としては以下が挙げられます。


広告関連会社でCDP領域のデータエンジニアをやることの価値

いわゆるSIerではない中で、エンジニアをやることのメリットは色々と感じています。

  • リスクばかりを気にしない、チャレンジすることがウェルカムな環境
  • 個人の裁量が大きい
  • マーケティングの知識が得られる
  • さまざまなプロダクトに触れられる(特定のプロダクトに固執しない)
  • 顧客やコンサルとエンジニアの橋渡しの役割に非常に価値がある
  • クライアントワークの力が伸びる

特にクライアントワークに関しては、色々な顧客への提案チャレンジがあり、場合によっては役員レベルの方とお話しできることもあるので、スキルが非常に伸びます(大変ですが)。 AIの文脈でますますデータエンジニアの価値は高まっていくとも感じており、データエンジニアをやる上では広告関連会社を選択するのはいくつかあるベストの中の一つなのかなと感じています(転職してよかった)。

※もちろん大変なこと、デメリットもありますが、それはまた別テーマで。


キャリアとしてどうなのか

単純に「テックスキル向上」として捉えると、データパイプライン構築の業務は慣れてくるとやや単調に感じるかもしれません。プラットフォームが違えど、ワークフローの言語が少し違うものの、本質的には「SQL力」が問われることが多く、業務内容のバリエーションが少ないと感じる方もいると思います。

ここが不安になる人もいるポイントなんじゃないかと。

ただ、このポジションの利点は前段の「スキル」や「価値」のところで述べた、様々なデータに触れることができる、ビジネスに近い仕事ができる、上流の工程に関われる、コンサルやクライアントとのやりとりが多い、というところだと思います。

これらの価値を理解し、強みとして伸ばしていきたい方にはとても向いているポジションだなと思います。一方で、純粋に「言語のスペシャリストになる」「プログラミングに特化したい」という方、そのようなSE像をイメージしている方は、別のポジションを検討してみてもよいかもしれません。

ただ私はエンジニアも企画力が大事で、周りを巻き込んで共働してもらう能力が必要にになり、こうしたスキルのほうが価値を生むと感じています。エンジニアがAIに上手く指示すれば、AIが実装の大部分を担ってくれる世界になるのかなと思います。

結局のところ、多様な現場で応用可能な能力を身につけることが重要であり、十分それが身につけられる環境だと思うのです。


最後に

SE業界の中でデータエンジニア領域を客観視できたら、なかなか恵まれている環境じゃないか、ということが伝えたかったポイントです。

SIの領域では、いまだに多重下請け構造が残る中、2次請以降の企業で実力があるのに評価されづらく燻っている人は少なくないのではと思っており、そのような方にはキャリアチェンジを強くおすすめしたいです。

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