こんにちは。コヤマです。
Data Cloudを導入した時、最初に取り組むケースが多いのは、 Salesforce CRMデータをData Cloudに取り込んで何か活用に繋げるところではないかと思います。
私もそんなところからData Cloudの活用を始めたので、過程の記録と これからSalesforce CRMデータをData Cloudに連携する技術者へのお役立ち情報として 3回ほどに分けて紹介します。
「公式ドキュメント読むのがいいのだろうけど、情報の絞り込みや和訳が大変…」なんて方は、ひとまずこちらで流れを把握するとわかりやすいかもしれません。
また、実装の過程で躓いたポイントと解決についても後日に追加記事で紹介します! 本記事ではCRMコネクタの接続設定までを紹介します。
【前提】
①要件定義や設計ができていること
Data CloudはSandboxでの実装も含めて、データの取り込みや加工、アウトプットの過程でクレジット消費が発生します。 やはり、検証なども含めた予算確保ができていない場合は、 十分な要件定義と設計ができてから実装に取り組むことが大切ですので気をつけましょう!
※利用クレジットや予算に余裕があって、検証目的などであれば例外はあると思います!
②Data Cloud環境のアクティベートができていて、ひとまず読者様が「Data Cloud管理者」として入れること
【手順の概要】
- CRMコネクタを利用して、データストリームを実装(データの取り込み):本記事
- Data Model Object(DMO)マッピング:後日追加投稿
- データ変換での加工処理 や 計算済みインサイトでの集計:後日追加投稿
※苦労ポイントや解決についても、後日追加投稿予定です。
【CRMコネクタを利用して、データストリームを実装(データの取り込み)】
①まずはコネクタの設定
※こちらは、外部の組織に接続しない場合は不要なケースが多いかと思います。その場合はスキップしてください (ホーム組織のSalesforceオブジェクトのデータを使う場合、初期設定の過程で接続が完了しています。)
①-1:右上の歯車ボタンをクリックして、「Data Cloud設定」をクリック

①-2:Salesforce CRMのボタンをクリックして、右上の「新規」のボタンをクリック
※この時、外部のSF組織への接続はなく、「標準接続」の欄の1番上にホーム組織の名前が存在していれば、②までスキップで大丈夫です。

①-3 Sandbox組織に繋ぐか否かを選択

①-4 接続名を設定(いくつもの組織と繋ぐ場合に、判別できる名前をつけます。)

①-5 Salesforceログインの画面が出るので、接続する組織のユーザー名 | パスワードでログイン

①-6 「Data Cloud 設定>SALESFORCE インテグレーション>Salesforce CRM」で、接続した組織の情報が表示されていれば成功です。

②上記で設定したコネクタを元に、いよいよData Cloudへの取り込み接続をします。

②-1 「データストリーム > 新規」でデータストリーム設定画面を立ち上げ

②-2 「接続済みソース > Salesforce CRM」を選択
②-3 実際に接続したいSalesforce組織を選択し、「オブジェクトを表示」をクリックし「接続したいオブジェクトをチェック」。
※バンドルでも接続設定が用意されていますが、インストールが必要です。また、特定のオブジェクトを選択して取り込むにあたってはオブジェクトを直接指定して選択します。

②-4 データストリームの設定 ・「データレイクオブジェクトの表示ラベル」「データレイクオブジェクトのAPI参照名」「データストリーム名」は自社のルールに従って設定。
・オブジェクトカテゴリを選択(重要!!!)
※この設定を誤ると、後続の処理に影響します。設定を誤っていた場合は、対象のデータストリームと関与する後続の処理ごと全て削除し設定し直す必要が出てくる場合があります。

※こちらのヘルプ記事も確認いただき、それでもどのカテゴリを選択するべきか不明な場合はSalesforce社やパートナー企業様にご相談ください。 https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_category.htm&type=5
・項目の選択(標準項目 / カスタム項目 / 数式項目でタブが分かれています。項目が見つからない場合、タブ選択が誤っている可能性があるので一度確認してください。)
補足1:数式項目は、上記キャプチャ内にある「新規数式項目」のボタンから作成可能です。こちらは、利用可能な関数などの説明が必要となるため以下ヘルプ記事の紹介有までとさせていただきます。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_formula_expression_library.htm&type=5
補足2:プライマリーキーはデータストリームの種類(CRMコネクタ以外にも外部ソースへの接続コネクタが様々に用意されています)によって、自分で選択設定が必要な場合があります。選んだカテゴリによって必要なプライマリーキーの情報も異なるのでご注意ください。
②-5 データスペースを選択して「リリース」をクリックして完了。

②-6 「データストリーム」タブで、「すべてのデータストリーム」を一覧化させて、作成したデータストリームがあるかを確認

上記で、取り込み設定は完了です!
ここまではそこまで難しくなかったのではないでしょうか。大変なのは、ここからです…
後続の処理を想定して設計ができている前提ではありますが、
- 理解してデータモデルオブジェクトと紐付ける
- データ変換などの加工処理
といった処理は、十分に機能を理解した上で、後続の処理を考慮して設定する必要があります。
今回はここまでですが、次回はデータモデルオブジェクトへの紐付けと、データの加工処理の説明をさせていただきます!
※本記事は、2025年2月時点に記録した情報を転記したものです。Salesforce社のアップデートなどにより現状機能と異なる部分がある場合があります。